ヨシムラ ページ 1 2 3 4 つねに世界最速を求め続けてきた、過去から現在にいたる歴史が凝縮 一度見たら忘れられない顔としてアピールするなら、この6眼式ほどインパクトがあるものはない。極限の空力と大きく関連させながらの独自デザイン両立という高度な手法は磨かれてきたセンスによる 右に1万1,000rpmからレッドゾーンのタコメーター、左は速度計。中央の液晶パネルは燃料計、ギヤポジション、トリップ&オドメーター、時計を装備。メーターとECUはGPマシンにも採用されているCAN通信でつなぐ 見ためには遠くに感じるものの、実際には比較的近い位置に感じるセパレートハンドル。高速だけでなくワインディングやサーキットでも苦にならないほど絶妙な位置にセットされている エアマネジメントを徹底追求した機能美を持つミラーは、ボディ部のシャープな形状とリブ付きステーが特徴で見ためも他のモデルと一線を画す。ハウジングとミラーが別体式となった構造となっている 右ハンドルスイッチボックスはコンパクトな形状となっている。スポーツモデルに多く採用される傾向があるタイプで、スイッチはキルスイッチとスターターボタンがレイアウトされている 右ハンドルスイッチボックスに対して、大きめのサイズとなっている左ハンドルのスイッチボックス。ヘッドライトのハイ/ロー切り替えやターン、そしてハザードやホーンなどが配置される 他のライバルと同様にシート下には工具がセットできる他は大きなスペースはない。ETCやイモビアラームなどの取り付けが場合によって限界かもしれない工具収納部はボックスタイプ タンクは22ℓの容量を持ちながらもニーグリップ部はスリムに仕上げられている。ひざの収まり具合を高めながら、防風性を確保した巧みな形状を採用。ステップ、ハンドル、シートとの位置バランスにもすぐれている フロントカウルから、モノコックフレームへと通ずるラムエア通路は、ZX-10Rとは異なりフロントフォーク外側にレイアウトされている。ハンドル切れ角の確保が、このレイアウトの理由の一つだ 適確な入力操作ができるラジアルマスターシリンダーを採用。入力はあくまでも軽く、ガツンとこないタイプだが、握るほどにリニアな制動力が実感できる設定。クラッチもつながりの節度が高い設定となる φ43㎜の倒立フォークは圧側13段、伸側11段の減衰調整が可能。ディスクはφ310㎜のセミフローティングペタル式。ラジアルマウントの対向ピストン4パッドキャリパーを装備する リヤブレーキにはフロント同様、ペタルディスクを採用。キャリパーはシングルピストン式となっている。また、前後ホイールに関しては重量バランスが考慮された設計となっているのだ >>> 次ページ カラーバリエーションと主なスペック ページ 1 2 3 4 問い合わせカワサキモータースジャパンお客様相談室 電話番号0120-400819 ※月〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日、当社休日を除く) URLhttps://www.kawasaki-motors.com/mc/ 柏 秀樹 自身が主催するライディングスクール、KRSを主な活動としつつ、雑誌やDVDなどのメディアで、ライディングテクニック講座や車両インプレッションを行なっている。KRSはオンロードからオフロードまで、週2〜3回のペースで開催されている。 https://kashiwars.com