- 試乗・車両解説
- 2020年6月30日
- カワサキイチバン編集部
- カワサキバイクマガジンvol.72掲載記事(2008年5月31日発売) ライダー:鶴田竜二 写真:武田大祐
前身モデルのZRX1100時代から走りを強く意識した機能を採用
ZRX1200Rの一つの象徴とされるのが、この四角く角ばったビキニカウルとヘッドライトである。2005年式から、スクリーンの立ち上げ角度を上げて、防風効果を高められた
角ばったタンクには“Kawasaki”の立体感あるエンブレムが取り付けられる。このエンブレムは2007年式より厚みが増し、より立体感を演出。こういった部分でも所有感を満たしてくれるのだ
肉厚でフラットなシートは、長距離走行でも疲れが少ない。ZRX1100時代よりデザインは継承される。タンデマー部分も十分な面積が確保されているので、ライダーとともに快適にすごせるだろう
角ばったデザインがZRXシリーズの特徴で、ヘッドライトからテールカウルまで統一感を持たせている。カウルだけでなくテールランプやウインカーも、ヘッドライト同様、角ばったデザインを採用
なんといってもうれしいのが、シート下の大容量収納スペース。これはZRX1200Rの装備面における大きな特徴だ。開発時には、ライディング用のカッパが十分収納できるように配慮したとのこと
ZRX1200Rは2005年で、小変更を多く受けた。フレームがつや消しブラックに変更されるとともに、タンデムステップもそれまでのシルバーからブラックへとカラーリングが変更されている
現在では、フルアジャスタブルのフロントフォークが採用されたネイキッドもあるが、ZRX1200Rは1100時代から採用。圧側12段、伸び側10段、プリロードは無段階調整が可能だ
大容量のサイレンサーは音質も静か。ZRX1100からZRX1200Rへとモデルチェンジしたときに、サイレンサーは、光沢のあるシルバーへと変更される。エキゾーストパイプも同様の質感を持つ
エンジンはZRX1100時代に採用していたモノをベースに、ライナーレスシリンダーを採用し、排気量を1,164㏄までアップ。ルーツをたどるとGPZ900Rに行きつく伝統あるエンジンだ
フロントブレーキのキャリパーは、ZRX1100時代からトキコ製6ポットを採用。現在でもその機能をつらぬく。ローターはφ310㎜のセミフローティングタイプが採用されている
ZRX1100時代から採用される、1983年の市販レーサーZ1000S1を彷彿するトラス構造のスイングアーム。ZRX1100からZRX1200Rへモデルチェンジしたときに、リブ形状へと変更されている
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