ヨシムラ
2010年7月22日(木)〜25日(日)、“コカ・コーラゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースが開催された。
25日の決勝には50台のマシンが出場し、このうちカワサキのマシンで参戦したチームは7チーム、7台。各チーム、ZX-10Rで8時間を戦った。今年の大会は例年にない猛暑で、午後2時には40度近くまで気温は上昇し、路面温度は近年では記録がないほどの65度にまで達した。
このような過酷の状況のなか、午前11時30分にレースがスタート。今年のカワサキ勢としてはスターティンググリッド最前列となる10番グリッドからエヴァンゲリオンRT初号機トリック☆スターがスタートしたが、スタート約30分後にマシントラブルでピットイン。45位まで順位を落としてしまう。逆に、大きなトラブルもなく、安定した走りを見せていたのがビートレーシングだった。ライダーは高橋、波多野、西嶋の3選手。13番グリッドからスタートしたビートレーシングは、上位チームの転倒やトラブルこそあったものの、着々と順位を挙げ、今年のカワサキ勢では最上位となる8位でゴールする。続いて、海外から参戦しているTEAM BOLLIGER SWIZERLAND#8が9位、カワサキ正規取扱店RSイトウを母体としたRSイトウ&アジアが13位、そしてエヴァンゲリオンRT初号機トリック☆スターは追い上げるも15位という戦績だった。
2011年にはZX-10Rが、“サーキットナンバーワン”から“レースでの勝利”とコンセプトを変更し生まれ変わる。来年のカワサキ勢に期待したい。
カワサキ系チーム・リザルト
順位 | ゼッケン | チーム名(ライダー) | 周回数 |
8位 | #9 | ビートレーシング(ライダー:高橋、波多野、西嶋) | 208周 |
9位 | #8 | TEAM BOLLIGER SWIZERLAND#8 (ライダー:H.セイガー、P.マフ、R.スタム) |
206周 |
13位 | #26 | RSイトウ&アジア(ライダー:東村、岩崎、医王田) | 204周 |
15位 | #01 | エヴァンゲリオンRT初号機トリック☆スター (ライダー;武石、芹沢、今野) |
203周 |
22位 | #770 | 山科カワサキ&ビジネスラリアート (ライダー:水澤、山崎、野田) |
198周 |
規定周回数不足
ゼッケン | チーム名(ライダー) | 周回数 |
#58 | RSガレージハラダ姫路(ライダー:原田、苅田) | 160周完走 |
#35 | プラスワンMCRT(ライダー:今津、西川) | 16周リタイヤ |